お題「人生で一番古い記憶」
薄暗い台所にある鋳物コンロを見つめている自分。
これが一番古い記憶。
年齢は2、3歳で、社宅に住んでいた頃のこと。
幼稚園に上がる前に親が家を建てて引っ越したので、社宅時代の記憶はほとんど無いが、なぜかこれだけは記憶に残っている。
母によれば、そのコンロに火をつけるために使っていたマッチの頭を、幼い私がいくつか食べてしまったそうで、気がついた時は大慌てで吐き出させたらしい。
幸い軽くお腹を下した程度で済んだらしいが、そんなことも重なって記憶に残っているのかもしれない。